デザイン

デザイン (design) の訳語を探すのは難しいので「デザイン」と書くことにしますが、最も近い日本語は「設計」だと思います。意匠・見栄え・かたちだけが「デザイン」の対象ではありません。見えるものも見えないものも、形の有るものも無いものも、つまり人工物 (artifact) 全般がデザインの対象になり得るということは重要です。ある意味でトートロジー(同義反復)ですが、人為の及ぶものはすべてデザインしうるということです。

デザインの対象物が重要なのではなく、それの人間にとっての意味こそ重要です。物から意味へ。クラウス・クリッペンドルフはデザインの意味論的転回を唱えました。ユーザーエクスペリエンスデザインの基礎理論として今日ますますその重要性は増しています。

専門家として数々のデザインを手がけつつ、安定して良い成果を出していくためには、デザインの方法・過程を大事にしなければなりません。ユーザー中心デザイン (UCD: User-Centered Design) や人間中心デザイン (Human-Centered Design) と呼ばれる手法が現時点では有力です。

さらにはウェブ開発に固有の手法を工夫していく必要があります。情報サービスのアーキテクチャに固有の性質を活かした、ウェブ独自のデザイン手法を追求していく必要があります。建築に学ぶだけでなく、超えて行かなければなりません。その鍵となるのがアジャイル開発手法です。